イギリスの伝統菓子クリスマスプディング

先日イギリスの伝統的なクリスマス菓子のクリスマスプディング作りのワークショップに参加しました。

古くからご近所に住むイギリス人のご婦人キャサリンさんがレクチャーして下さると聞いて早速申し込みました。逗子には海外の方が多く暮らしていて出身国の様々なお話を伺うのが楽しみの一つ。特に食べ物の話は歴史や文化やそれぞれのファミリーストーリーが入り混じる大好きな話題です。

キャサリンさんは古くからこの地に住み、物資の少ない時から材料をあれこれ工夫をしながらクリスマスプディングを作り続けて今に至るそうです。教えていただいた伝統的なブリティッシュスタイルのレシピは私が20年ほど前に本を参考にして作ったものとは、材料、工程、見栄えも全く違うもので驚きの連続でした。

油脂はバターを使って作ったのですが伝統的なレシピは牛脂を使うそう。これを使う事によって日持ちがグンと良くなるそうです。一年は大丈夫との事!!それにしても牛脂をお菓子に使うなんて、、

そして気の遠くなる様な工程にも、、ホールのアーモンドを細かくパウダー状に包丁で刻むという作業には骨が折れました(昔はアーモンドに殻が混ざっていたので選別作業から入ったそう)。そしてタネを混ぜ合わせたら8時間!!かけて蒸し上げるという長い工程。完成後は冷蔵庫に寝かせて頂く日にはさらに4時間蒸すのだそうです。

これは蒸し上げる前の生地レーズンの色が滲み出て真っ黒になるのです

今回はタネを混ぜ、容器に詰めるところまでで終了。その後は各自自宅で蒸すというスタイルです。

準備が終わった後はクリスマスプディングをスタッフの皆さんが先に蒸し上げて下さり、お庭で素敵にセッティングされたテーブルでゆっくりといただくティータイム。

完成し、お皿に乗ったプディングは真っ黒に焦げたハンバーグの様でびっくり!!切り分けた後はたっぷりのブランデーバターが添えられます。

気になるお味は、、ねっとりとしたレーズン風味のあんこのような食感で脂っこくはなく想像以上に美味しかったです。

牛脂にバター!!間違いなくハイカロリーなお菓子ですがほんの少しで満足するので食べ過ぎる心配はないかも。

イギリスのクリスマスプディング作りは日本のお節料理のような存在で家族総出で手のかかる料理を作り、そこには家族の健康を願う祈りが込められている、、きっとどんな国にもそんな料理が存在している、、そんな事を思いながらゆっくりと頂きました。

今では手作りする家庭は少なく、スーパーやお菓子屋さんで買い求める事が多いそうです。納得するのと同時に少し寂しいような気がします。

きっと昔は今よりも時間の流れがゆっくりだったのでしょうね。

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