よい素材を使う事の大切さ
手間をかける事の大切さ
手に入りやすく、手頃な価格で買う事が出来るお豆腐は昔から身近な食材のひとつです。
健康的で美味しく、様々な料理(火を通さず冷奴に、お味噌汁やスープに入れて、鍋料理、煮もの、揚げ出し豆腐などなど)があるお豆腐は日本が誇る食材の一つです。
高タンパク、低カロリー、消化も良く、栄養価も高いお豆腐ですが、ここ最近は大量生産をする為に輸入大豆を使用したり、日持ちを良くしてより手間を省く為に添加物を使用したりとお豆腐事情も随分と変わってきました。
昔ながらのお豆腐屋さんは街から姿を消してしまい、今や風前の灯ですが、、
今回ご紹介する豊川にある辻豆腐店は創業は昭和23年、天然で国産素材にこだわり、昔ながらに添加物は使わず、長年の伝統を受け継いだ製法で、本来のおいしいお豆腐造りを今も続けています。
一口食べてみると大豆そのものを食べている様な味がします。コクがありまろやかな味は良い材料と丁寧な製法の賜物です。
材料は契約栽培の地元豊川市を中心とした三河産の「フクユタカ」
「フクユタカ」は良質のタンパク質を多く含み、豆腐のこくと滑らかな食感を出してくれます。安心・安全な国産大豆をたっぷり使ったおいしい豆腐です。
伊豆大島産海精にがりと瀬戸内産藻塩にがり
天然のにがりは他の凝固剤と比べて凝固が早く、凝固のムラを出さずに滑らかにお豆腐を作るのは技術的にも難しいのですが、最もおいしく美しい豆腐が作れます。
手間をかけても添加物を使わない工夫と職人の技
大豆をすりつぶした生呉(なまご)を加熱する時に出る泡。食感と日持ちが悪くなるのでよく「消泡剤」が使われます。辻󠄀豆腐は職人の技術で消泡剤を一切使わずにつくる素材が生きた豆腐です。また、蒸気で呉を煮るのですが、ボイラーの缶体が錆びないよう「清缶剤」を使用することが一般的です。辻豆腐では清缶剤不使用のボイラーを使用し、純粋な蒸気でお豆腐を作っています。
今回は辻豆腐店の豆乳を使ったレシピをいくつかご紹介します。濃度14度以上の「濃い」豆乳で味は豆腐そのものをいただいているよう。
料理に使用するとクリーミーな濃厚な味が楽しめます。
今回ご紹介するレシピは
どれもコクのある仕上がりです。
是非作って素材の美味しさを料理で味わってみて下さいね♪