大豆の濃厚な味としっかりとした弾力
お豆腐大好きです。
今やヘルシーフードの代表格となり、海外でもよく知られる食材となりましたが、日本においてはお米と並びいつの時代もみんなに愛されている食材だと思います。
そして離乳食が始まった赤ちゃん、そして育ち盛りの子供達、働き盛りの世代からお年寄りまでお豆腐が食卓に上る機会は多いのでは。その理由は栄養価の高さ、アレンジの豊富さ、食べやすさ、手軽さでを兼ね備えているからでしょうね。
さて、今回ご紹介するのは豆腐店を開業して今年で100年を迎える「株式会社くすむら」。地元名古屋では丁寧な製法と味の良さから絶対的な味の信頼を誇るお豆腐ブランドです。
私のお気に入りはなんと言っても「もめん豆腐」。しっかりとした弾力と濃厚な甘さと旨みは大豆そのもの味がします。コクがあって弾力があるので薄く切ってオリーブオイルと塩をかけてモッツァレラチーズにチーズの様に食べるのも美味しく、和風以外にも用途は広がります。中身がしっかり詰まっているので薄く切っても崩れたりはしないのも品質のあかしだと思います。
この美味しさの秘密はやはり原材料の大豆と水が良いから。
くすむらでは、北海道産の「大袖の舞」と愛知弥冨産の「福豊」の大豆をブレンドして、国産100%のお豆腐を作っています。甘味と糖質の多い北海道産だけでは、固まり難いため、苦汁(にがり)を固めるタンパク質を多く含んだ弥富産と混ぜ合わせます。水は木曽川の伏流水をもとにした井戸水を使っています。
安価な豆腐は安い輸入大豆を使用し、機械的に大量に作られいます。また、保健所の基準では、国産大豆を3割以上、使っていれば、「国産豆腐」と認定されるそう。国産豆腐と記載されていてもしっかりパッケージの裏側を確認する必要がありそうです。
「くすむら」の豆腐は、もちろん100パーセント国産大豆使用。
また、豆乳を固めるのに必要な凝固剤も、天然の「にがり」とは異質の、化学的に作られた「すまし粉」を使用すると、薄くても固まるため、60キロで1,000丁の豆腐が製造可能、そうしてできた豆腐の濃度は、8から10度。
純正のにがりを使用した「くすむら」の豆腐が同量の大豆から出来る量は300丁から400丁濃度は13.5度。歴然の差ですね。
地元できちんとした材料でしっかりと作られた美味しいお豆腐、大切にし、食べ続けたいと思います。
今回ご紹介するレシピは
・ヘルシーだけどお腹いっぱい豆腐レシピ、豆腐と豚肉の塩炒め
・塩豆腐
しっかりとしたくすむらのお豆腐の旨みが味わえるレシピとなっています。
是非作ってみてくださいね♪