「さしみ醤油むらさき」 川中醤油株式会社

こくのある旨味と高い香り

さしみだけではなく色々使える

我が家ではしょうゆを使い分けています。

私たちが一般的に使用する濃口しょうゆ、色が薄く、塩味がある薄口しょうゆ、さしみ醤油です。魚が多く獲れる土地で育った私は食卓にはいつもさしみ醤油がありました。淡白なお刺身の味にはコクと旨みがあってとろみがあるこの醤油がぴったりなのです。当たり前にあった調味料があまり一般的ではないと知ったのは随分後のことでした。お刺身の味をランクアップさせてくれ、煮物や照り焼きなどに隠し味として入れるとコクだしになるなど他の料理に使えるので是非試してみて欲しい調味料です。

今回ご紹介する川中醤油の「さしみ醤油むらさき」はそのコクと旨みが素晴らしく私のおすすめする一本です。

川中醤油は創業以来、四代・110年以上にわたり、醤油の伝統的製法を受け継いできた広島にある醤油メーカーです。再仕込み醤油を使用し、香りと旨味がお刺身にぴったり。

この再仕込み醤油とは醤油を2度製造するような製法のためこのように呼ばれています。再仕込みとは、塩水の代わりに濃口生揚(こいくちきあげ)を仕込水として使用し長熟させた濃厚な醤油造りの技法です。醤油の旨味成分である各種アミノ酸を多く含み、深み、こくのある旨味と高い香りがするのが特徴です。

また、濃口生揚(こいくちきあげ)とは、火入れや濾過をしていない、搾りたての濃口醤油のことです。生の状態なので、酵素や菌が活きており、新鮮で芳醇な香りと深い旨みが特徴で刺身醤油や、漬け込み醤油としても使われ、熟成が進み旨みが引き出されます。 

仕込みに塩水の代わりに絞りたての濃口醤油を使うからこのコクと旨みが引き出されるのですね。

この「さしみ醤油むらさき」は農林水産省で賞を受賞したとの事、お墨付きの美味しさ。私もおすすめします。是非試してみてくださいね♪

今回は刺身の味をワンランク上げてくれるレシピをご紹介します。

鮪とわかめのキムチ和え

のせるだけ簡単!お刺身たっぷり丼

かつおのしょうゆ麹おから和え

どれも濃口しょうゆで作るよりもコクと旨みが感じられると思います。

是非作ってみてくださいね♪

 

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